CMOからのお知らせ

日本家庭学習支援協会では、家庭学習力向上のために、はたらきかける人を CMO(シーモ)と呼んでいます。 CMOにより、家庭学習力の向上に貢献し、子どもたちの明るい未来をつくっていきます。 CMOを職業として確立することにより、さまざまな教育問題の是正に寄与し、日本の社会、経済発展に貢献していくことを目的とします。

【就活生必見!】就職活動成功の秘訣①

お題「就活」

 

キャリア教育の一貫として、子どもたち(かつての教え子)と一緒に仕事やボランティア活動に取り組む活動、交流会を行っております。

最近の交流会で就職活動中(現在大学3年生)の教え子たちから「就職活動について何かアドバイスをお願いします」と相談がありました。

そこで、就職活動を終了した教え子(現大学4年生)から直接聞くのがよいだろうと思い、就職活動体験記をお願いいたしました。

 

就職活動は年々変化すると思いますが、就職活動を終了したばかりの体験記ですので、就職活動奮闘中の学生には参考になると思います。

就職活動中(現在大学3年生)の教え子たちもいつになく、真剣な眼差しで読んでおりました。

 

※就職活動を終了した個人の体験記になります。

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就職活動体験記(国立大学4年生女子)

〜目次〜

第1章  就活スケジュール

第2章 就活結果 ︎

第3章 就活の感想

第4章 就活の工夫

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第1章 就活スケジュール

2014年6月

・ 就職活動開始。合同説明会に参加したり、先輩と話したりして、就活の流れを掴む。

・ 夏のインターンに応募し始める。(絶対受かると思っていた選考に落ちて落ち込む。就活はそんなに甘くないことを知る。)

・ ES(エントリーシート)を初めて書く。先輩に添削してもらいひたすら書き直し、コツを掴む。

 

2014年7月

・ 本命の企業のインターンの選考に応募するも1次面接で落ちてしまう。合計14社のサマーインターンに応募する。

・ インターンの選考といえども、就活の選考とほとんど変わらないので、面接・グループディスカッション(GD)の数をこなして練習をする。

・ 大手メーカーの5Daysインターンに合格。ES→自己PR動画提出→GD→面接の流れだった。名の知れている企業に合格したので、少し自信がつく。

 

2014年8月

・ 1day〜5daysまで様々なインターンに参加。インターンでは新しい交友関係が広がったり、今後の就活の良い戦友ができたりして有意義だった。また、インターンで業界や仕事の流れを学び、自分にとって仕事をする意義などを考えることができた。

・ ある会社のインターンは、3社合同インターンでもあり、5日間連日で行われた。毎日行われるポイント制のグループワークで、私のチームが総合優勝することができた。 ・ 夏のインターンと同時並行で秋のインターンに応募する。SPIの勉強を開始する。

 

2014年9月

・ 9月に行われるインターンに落ちてしまったため、急に暇になり、旅行に行く。

・ 秋のインターンの面接に参加する。この時からOBOG訪問を始める。

 

2014年10月

・ 学校の合間に、合格した秋のインターン(1day多め)に参加する。外資系企業にも積極的に参加して日系企業との違いも学んだ。

 

2014年11月

・ かなりの倍率がある企業の秋のインターンに合格。受かったことで自信がついたが、インターンでは他の就活生の知識量や発想力に驚き、勉強不足を感じた。そのインターンではグループワークが惜しくも2位だった。

 

2014年12月

・ 大学での合同説明会などに積極的に参加する。大学内とあって人数は少ないし、大学のOBの社員さんなどが来てくださることが多く、意外に勉強になることが多かった。

・ TOEICなどの勉強をする。 2015年1月 ・ 数少ない冬のインターンに応募するも落選する。

・ 早い企業で会社説明会がスタートするため、エントリーを開始する。

・ SPIの勉強をする。

 

インターン参加企業

不動産2社 食品2社 テーマパーク2社 広告業2社 医療1社 外資1社 

文具・家具1社 化粧品1社 ITベンチャー1社(合同含め計13社)

 

2015年2月

・大学の期末テストが山場だったため、前半は勉強に集中。

・初めて本選考のESを提出する。

・自分が興味ある、広告・食品メーカーなどの方にOBOG訪問を積極的に行う。

 

2015年3月 就職活動 情報解禁

・ 企業の選考スケジュールが公開されるため、志望する企業にプレエントリーし、マイページを登録する。25社くらいプレエントリーした。

・ 外資やIT企業の本選考が始まるため、会社説明会に行き、情報を集めた。

・ 就活イベントが多く開催されるため、企業を知るため参加した。(疲れない程度)

・ 広告業界の志望度がかなり高くなったので、あらゆる方面から繋げてもらって、社員訪問を積極的に行った。かなりためになった。

 

2015年4月

・ 先行で受けていた、外資系企業が中旬くらいには最終面接に進み、4月21日内定を頂いた。外資から内定を頂けたことで、自信につながったと同時に安心感を得られた。

・ 大手日系企業も個別の会社説明会を開催し始めたので、積極的に参加する。

 

2015年5月

・ 多くの日系企業が5月中にESの締め切りだったため、ESを書くことに集中する。何回も添削してもらい、満足のいく形に仕上げていく。

・ 友達と情報交換をした。広告のインターンに参加した学生からの情報はかなり有意義だった。

 

2015年6月

・ 3月から選考を進めていた会社が6回の面接の末、内定を頂けた。自分としては、行きたい企業でもあったので残り数社に絞って就活をしようと考える。

・ ESを提出していたところから合格通知が届き、テストセンターの受験をする。1日に何回もテスセンを受けることで、問題に慣れ、正答率もアップした。

・ 内定者懇親会が始まる。すでに3分の2以上の内定者が決まっていた。

 

2015年7月

・ 残り受ける企業を広告系3社に決める。その企業の社員訪問を積極的に行い、面接の練習もしてもらう。

 

2015年8月 就職活動 選考開始

・ 8月1日から3社の面接が開始した。

・ 2社は1次面接で落ちてしまったが、1社からは内定を頂いて就活を終了した。

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第2章 就活結果

エントリー&ES提出企業

広告業9社 食品1社 外資系3社 化粧品1社 テーマパーク2社 

文具・家具1社 不動産1社(計18社)

内定企業

・外資系IT企業 ・PR会社 ・インターネット広告・メディア事業 (等計5社)

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第3章 就活の感想

1. インターンにどれだけ参加したかが優位に働いた  

今年の就活は例年より情報解禁が3ヶ月(12月→3月)後ろ倒しになったことにより、短期戦になると見込まれていた。しかし蓋を開けてみれば、夏のインターンから水面下で選考は始まっており、結果として超長期戦の就活となった。その中で、重要だったのがインターンだ。例年よりインターンを実施する企業が増え、選考も本選考のように何回も面接が行われる企業も多く存在した。また、インターンから本採用への優遇措置がある企業が多く、インターンで上手くいった学生は比較的早いうちから内定をもらっていた印象がある。私も夏に飲料系大手や化粧品会社のインターンに合格し、秋には倍率の高いインターンに合格したことで、自信に繋がったとともに、その後の本選考が良い方向へと向かった。現に、他社の選考でも他どこのインターンに行っていましたか?と聞かれることが多く、有名企業のインターンに参加していたと言うとそれだけで印象が変わった。  

また、インターンに参加すれば良いということでもなく、結果を出して、採用担当者に名前を覚えてもらうことも大事である。私自身は、飲料系のインターンでは総合優勝、広告代理店のインターンでは準優勝し、採用担当者に名前を覚えてもらったので良かった。インターンは自由に自分をアピールできる場なので、1dayでも積極的にチャレンジした方が良いと感じた。

 

2. 会社説明会よりOBOG訪問の方が大事  

3月の情報解禁日から全国で様々な就職イベントが開催される。合同説明会に1、2回行ってみたのだが、大勢の就活生の中でたくさんのブースを回り、話を聞くことは非常に疲れるし、あまり生産性がないと感じた。志望業界がまだ定まっていないなら、様々な起業が見ることができて効果的だと考えるが、行きたい業界が決まっているのなら、合同説明会よりも、個別の会社説明会、そしてそれよりもOBOG訪問に行くべきだと感じた。  

私は20人近くの社員さんにお会いし、お話を聞いたが、やはり会社説明会では聞けない内部事情を聞くことができて、とても役に立った。(女性の働きやすさや、配属のことなど)また、会社によってはOBOG訪問から裏で審査されていて、選考に優位になる企業もあるため、活用した方が良いと思う。ただ、訪問する前にしっかり企業研究を行うことが大事である。

 

3. 時期が後ろ倒しになった為に、練習として外資系企業を受けるべき  

今年は初めて就活がかなり後ろ倒しになったことから、企業も学生も探り探りの採用活動・就職活動をしている印象だった。経団連のスケジュールを守っていたのは本当に人気の大手企業(金融・商社など)だけで、残りは完全に無視で採用活動を行っているか、水面下で優秀な学生と接触していた。その後ろ倒しのスケジュールを意識した上で、本命の企業に向けて面接やグループディスカッションの練習をすることは大事だと考える。私は8月から始まる大手広告代理店に向け、選考が1月〜3月から始まり比較的早く結果が出る外資系企業を受け、練習を積んだ。その結果、4月には内定をもらうことができ、自分を評価してもらえたという自信にもつながるとともに、内定を1つ獲得できている!という安心感を得ることができた。周りの学生を見ていても、上手くいっている学生は商社志望だとしても早めに外資から内定をもらっていた。外資以外にも、ベンチャー企業やIT企業などは早めに選考を開始していた。

 

4. オワハラも仕方ない。自分の人生は自分で決める  

今年は選考スケジュールがバラバラだったことにより、就活を終わらせなさいハラスメント、略して《オワハラ》が横行したことは、新聞でも掲載されている情報だ。私はある会社から内定を頂いた際に、2週間以内に承諾書を提出してくださいと言われ、他にまだ内定を持っていなかったため、提出を決断した。これは他社の選考を辞退するとともに、今後の就職活動を終わらせ、翌年には入社するという趣旨の承諾書だったが、ここには法的拘束力はない。その後、他社の内定が決まり、内定辞退をすることになり採用担当者からはかなり叱られたが、私はその行動は間違っていないと思う。今年は特に就活のスケジュールが曖昧だったために、(良い意味の)嘘をついて自分の良い方向に就活を動かすことも一つの手である。しかし、内定辞退も同じ業界であれば将来一緒に仕事をする会社かもしれないので、誠実な対応をすることが大事だと感じた。

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第4章 就活の工夫

ここでは就活で自分なりに工夫したことを箇条書きで書いてみる。

1. エクセルで就活のスケジュール管理をする。

2. 就活本だけではなく、業界紙を買って勉強する

(広告なら宣伝会議、広告業界の本など)

3. 面接は携帯のボイスメモ機能で保存する。

4. 保存したボイスメモを全て文字に書き起こし、自分の答え方に過不足が無いか研究し、反省をする。

(次の面接に進んだときにすごく便利)

5. 他大学で情報交換できるような友達を作る。

(友達もご縁である)

6. Facebookを活用して、お会いした社員さんとは繋がりを持つ。何かあればメッセージを送る。

(ベンチャー、IT系中心)

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※就職活動を終了した個人の体験記になります。

 

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