「お母さん、COP21って何!?」と子どもに聞かれたときのために
1992年の地球サミット(国連環境開発会議)で採択された「気候変動枠組条約」の締約国により、温室効果ガス排出削減策等を協議する会議です。
条約に関する最高決定機関であり1995年の第1回会議(COP1、ベルリン)以来、毎年開催されています。
2015年の第21回会議はフランスのパリで開催されています。これがCOP21です。
1997年のCOP3は京都で行われ、2012年までの各国の具体的な温室効果ガス排出削減目標を課した「京都議定書」(Kyoto protocol)が採択されました。
日本は2030年度に2013年比で温室効果ガスを26%削減する約束草案を提出しています。なかでも、私たちの暮らしに関係する家庭部門CO2(二酸化炭素)については約40%の削減目標を掲げています。
(参考:第21回締約国会議(COP21) - JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター)
「気候変動枠組条約」とは
国連のもと、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを究極の目的とし、
地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止するための国際的な枠組みを定めた条約。
締約国数は、2015年7月現在、195か国・機関。「気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC:United Nations Framework Convention on Climate Change)」として1994年3月に発効したもの。温室効果ガスの排出・吸収の目録(インベントリ)、温暖化対策の国別計画の策定等を締約国の義務とし、地球温暖化対策に世界全体で取り組んでいくために、同条約に基づき、1995年から毎年、気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催されています。
地球温暖化とは
地球の外へ熱が逃にげないようにしている気体を「温室効果ガス」といいます。
温室効果ガスには、二酸化炭素やメタンなどがあります。
なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響が大きいガスです。
二酸化炭素は、私たち人間の社会活動によって使われている、石炭や石油などの化石燃料を燃やすときに出ます。
この温室効果ガスが増えることによって地球の気温が上がる「地球温暖化」が進んでいきます。
温室効果ガスによる温室効果とは、ビニールハウスなどのような熱を逃がさない働きのことです。大気中の熱を外(宇宙)に逃がしにくくなるため、地球の気温が上がる原因となっています。
(参考:地球温暖化が進むとどうなるの? | 朝日小学生新聞)
このまま地球温暖化が進むと、気温が上昇し、雨の量が増えたり、海面が上昇したりします。また、異常気象がおきる回数も増えます。
そうなると、植物や動物、そして私たち人間の社会にもさまざまな被害が出ることになります。
(参考:地球温暖化が進むとどうなるの? | 朝日小学生新聞)
「お母さん、COP21って何!?」と子どもに聞かれたときのために