【今年見に行ってよかったもの②】親子で体験学習「世界遺産」神秘的太古の島
今週のお題「今年見に行ってよかったもの」
2泊3日で行く『世界遺産 屋久島』東京〜屋久島
念願の屋久島へ行ったときの旅行記です。
3日間で行く無謀の旅かもしれませんが、個人的には堪能できました。
屋久島とは
1993年に世界遺産に登録された屋久島は、樹齢7200年といわれる縄文杉をはじめとする屋久杉でも有名な自然遺産の島です。
九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形(東西約28Km南北約24Km)の島で、面積は約500平方キロ、日本では7番目に大きな島ですが日本の面積の1000分の1(東京23区ほど)しかありません。
その小さな屋久島に、九州最高峰の宮之浦岳(1935m)をはじめ1000メートルを超す山々があり、「洋上のアルプス」とも呼ばれています。
この地形がおりなす気候には、実に亜熱帯から亜寒帯までが含まれ、九州から北海道の気候が一つの島で見られるということになります。そして、島の90%を占める神秘的な森や特異な生態系に1500種、日本の植物種の7割以上の植物種がひしめきあい、さらに固有種(世界で屋久島だけに自生する固有の植物)が約40種、屋久島を南限とする植物が約140種、北限とする植物が約20種も見られるという特性から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。
【1日目】
羽田6:55発ー鹿児島8:50着
※バス移動。トッピー乗り場へ。
鹿児島10:20ー屋久島13:00
(往復券16100円)
(左:トッピー、右:お弁当)
屋久島(安房)到着後、島内をタクシー観光(安房から反時計まわりに観光)
13:00-18:00(だいたい)23000円(マツパンダタクシー)
山から川が流れ、海へ流れていく姿が一目で確認することができます。
道ばたに見れるさまざな植物です。
千尋の滝
屋久島は花崗岩で出来た島です。
約1400万年前までは屋久島は存在していませんでした。
しかしこの頃、地下十数kmの深さでマグマがゆっくりと冷え固まってできた岩石(花崗岩)が少しずつ浮き上がって来て、屋久島が出来ました。
花崗岩の上昇は現在も続いており、屋久島が誕生してから今日までの間にゆっくりと隆起した島は、九州で最高峰の山々を小さな島に造り上げました。
屋久島はその大部分が花崗岩で形成されており、千尋の滝では巨大な花崗岩(400m×200m)を見ることができます。
(ファイトーいっぱーつでおなじみのCM撮影地とのことです)
大川の滝
マイナスイオンにより、とても癒されます。
ウミガメの産卵
豊かな森から流れ出る水には栄養分がたっぷりと含まれ、その栄養分によって海藻やプランクトンが育ち、更にそれが様々な魚介類の餌となって、屋久島の豊かな海を作りあげています。
屋久島ではイルカやウミガメの姿もよく見られ、ウミガメは5月~8月にかけて産卵のために上陸します。特に、減少しつつある*アカウミガメの上陸頭数は日本一で、日本における総上陸数の3分の1が屋久島に上陸しています。
産卵は、約20分ほどでピンポン玉ほどの卵を50~150個ほど産み落とし、それから2ヶ月ほどで卵が孵ります。生まれたウミガメは海面に反射した月明かりを目指して海へ帰り、また成長して生まれた浜に戻ってくる習性をもっています。
(上:産卵場所、下左:砂浜の砂、下右:たまごの殻)
タクシー観光では、この他にもさまざなな場所を訪れました。
(代表的なもののみ掲載いたしました。)
機会があれば、是非お試しください。
2日目はいよいよ縄文杉へのツアー体験になります。