「お母さん旧正月ってなに?」と聞かれたときのために
旧正月とは
旧暦の正月のことです。
現在、日本の暦は「太陽暦(グレゴリオ暦)」です。
以前は、太陽太陰暦を使用しており、これがいわゆる旧暦と呼ばれるものです。
日本も、元々はこの旧暦に基づいて正月を祝っていたのですが、明治6年に改暦されてからは1月1日を正月としたため、旧正月をお祝いする地域は一部を除いて少なくなっていきました。
旧正月は毎年日づけが変わります。
暦や年中行事に関する問題は中楽入試でも度々出題されます。
また、子どもたちが苦手とする分野でもあります。
身近な事柄や行事を経験・体験することでより身近に感じることもできますので、
機会があれば、是非経験や体験をしてみましょう。
ニュース等で暦や年中行事について考えるられるチャンスもありますので、そのような時は親子で考えてみてはいかがでしょか。
【参考:慶應義塾中等部 国語入試問題】
次の文の(ア)~(ソ)に入る語を後から選び、11~30の番号で答なさい。
同じ番号を二度使ってはいけない。
「雪月花」という言葉がある。いずれも日本の風流を代表する景物である。雪害に悩まされた雪の深い地方では、雪が風流などとんでもないことだろうが、「雪月花」という言葉自体、(ア)を中心とした文化圏の風流の代表ということであるから問題はなかろう。日本は(イ)の変化のきわだった国であり、俳句という世界に比類のない文芸が生まれ育った。
俳句(ウ)という書物には、春、夏、秋、冬と新年の(エ)と、その解説、それぞれの(エ)を用いた俳句がのせられている。ちなみに俳句でただ花と言えば(オ)の花をさし、月と言えば(カ)の月をいう。
日本人は完全な美しさを賞する心と同時に、不完全なもの、すでに盛りを過ぎたものを重んじる心があるようだ。
古人も書いているが、例えば(オ)の花もその盛りだけを楽しむというのだけがいいというのではない。ほろほろと散る時もよし、ほとんど散ってしまって、わずかに梢に残っている花もなお俳句の材料になっている。
仲秋の(キ)は、旧暦八月(ク)日の月で、古来、月見る月の月と鑑賞されている。その(キ)が、空模様が悪くて見えないことを(ケ)月といい、特に(コ)が降ってまったく顔を出さないことを(コ)月という。このように(キ)が実際に見られなくてもそれなりの雰囲気を楽しんで、句の材料にするのが俳句というものである。
(サ)の花を買うとき、日本人はどちらかというと(シ)分咲きぐらいの花を選ぶが、西洋人は完全に開ききったものを好むという。
旧暦九月(ス)日の月を(ス)夜の月といい、仲秋の(キ)と同様、だんごや(セ)を供えて祭る。まだいびつな月で、これも、これから育とうとするものに期待しようという気持ちだろう。
月をたんなる(ソ)としか意識しないという欧米人とはずいぶん異なった考えということができよう。
11 七 12 十三 13 十五 14 季語 15 京都 16 東北 17 さくら 18 すみれ
19 ばら 20 すすき 21 無 22 雨 23 文学 24 歳時記 25 天体 26 宗教
27 秋 28 名月 29 冬 30 四季
解答
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ア15 イ30 ウ24 エ14 オ17
カ27 キ28 ク13 ケ21 コ22
サ19 シ11 ス12 セ20 ソ25
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