【親子で考えてみよう!】年中行事について 〜七夕とは〜
七夕とは
節供、節日の一つになります。五節句の一つにも数えられています。
※節句(せっく)とは、中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦における、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日です。
天の川に隔てられた彦星と織姫とが七月七日の夜、年に一度だけ会うという中国の伝説にちなむ年中行事です。
天の川に輝くわし座のアルタイルが彦星(牽牛星)、こと座のベガが織姫(織女星)です。この2つの星とはくちょう座のデネブを結んだものが「夏の大三角」と呼ばれています。
夏の大三角はとても大切な星になりますので、この機会に小学生には是非覚えてほしい星です。
年中行事には、お正月や五節供のように貴族や武家の儀式からきているものや、節分や彼岸のように暮らしに深くかかわる雑節から生まれたものなどがありますが、いずれも文化や季節感を大切にし、行事を通じて日本の心が養われるものばかりです。
また、ひとつひとつの行事には深い意味が込められています。
四季折々の年中行事について親子で是非考えてみてはいかがでしょうか。
きっと、お子様の知的好奇心が育まれます。
中学入試でも年中行事に関する問題が出題されていますので、お時間のあるときに是非挑戦してみてください。
【参考: 聖光学院 国語入試問題】
次の(1)~(5)の文の【 】には、季節や暦(こよみ)に関係する漢字二字の言葉が入ります。それぞれ漢字で正しく答えなさい。
(1)一月七日に【 】がゆを食べる。
(2)五月五日の端午(たんご)の【 】を家族で祝う。
(3)立秋を過ぎたので、先生に【 】見舞(みま)いを出した。
(4)九月には、団子を食べながら【 】の名月を味わう。
(5)縁起(えんぎ)のよい【 】吉日(きちじつ)に結婚(けっこん)式をする。
解答
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(1) 七草 (2) 節句 (3) 残暑 (4) 中秋(仲秋) (5) 大安
【参考:巣鴨中 理科入試問題】
解答
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(1)モモ (2)カボチャ
【参考:サレジオ学院 社会入試問題】
問題1
下線部①について、各地で実施されている、伝統的な春祭りと秋祭りの目的は、それぞれ本来どのようなものであったと考えられますか答えなさい。
問題2
下線部②について、日本人のような農耕民族にとっては、太陽神が最大の神様であったと考えられます。それはなぜですか。
(解答は下です。)
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(解答)
問題1
春祭り:神様に豊作を祈ること。
秋祭り:神様に収穫を感謝すること。
問題2
収穫は、天候に左右されるから。
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