「お母さん、さざんか梅雨って何!?」と子どもに聞かれたときのために
さざんか梅雨とは
おもに11月下旬から12月上旬にかけての、連続して雨が降ることを「さざんか梅雨」といいます。さざんかが咲くころに降ることらこの名前がついています。
山茶花(サザンカ)は秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせます。野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は、赤色や白色やピンクなど様々です。
さざんかの咲くこの時期、西高東低の冬型の気圧配置が多く見られるようになってくると、太平洋側の地域は晴れる日が多くなってきます。
(参考:天気用語集 - goo天気)
ところが、時にしとしとと降る雨が数日の間続くことがあります。
この長雨は「さざんか梅雨(づゆ)」とよばれています。
(参考:サザンカ梅雨のち気温急降下!|東海テレビ | ジョージの天気上々!)
他にも季節の変わり目で長雨が降りやすい時期には、それぞれの名前が付けられています。
一番よく知られているのは、春から夏の梅の実がなるころは「梅雨」です。
他にも冬から春の菜の花が咲くころの長雨は「菜種梅雨(なたねづゆ)」、
夏から秋は「秋霖(しゅうりん)」、いずれも北と南の気団がぶつかり、日本列島に前線が横たわっている状態になります。
(冬→春 菜種梅雨) (春→夏 梅雨) (夏→秋 秋霖)
(参考:冬へ導く冷たい雨“サザンカ梅雨” ( 冬 ) - チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ)
身近な事柄から季節を考えてみることはとてもよい勉強になります。
是非、親子で考えてみてはいかがでしょうか。
(関連記事)