【パパ、ママ必見】今さら聞けない七五三について!
◇七五三とは◇
七五三の起源は室町時代といわれ、江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったとされています。
当時は乳幼児の死亡率が高く、生まれてから3~4年たってから現在の戸籍にあたる人別帳や氏子台帳に登録していました。そのため、七五三のお祝いは今まで無事に成長したことへの感謝と幼児から少年・少女期への節目にこれからの将来と長寿を願う意味を持っていたようです。
そのような背景から子供の成長と幸せを願い、神様にお祈りと感謝をするお祝として普及し、明治時代に現在の形になったと言われています。
七五三は、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にそれぞれの意味を持ち、お祝いするしきたりです。
3歳ー男女とも髪を伸ばし始める 「髪置(かみおき)」
5歳ー男の衣服である袴を着る 「袴着(はかまぎ)」
7歳ー女の子の着物帯の装い始め 「帯解(おびとき)」
三歳で言葉を理解するようになり、五歳で知恵づき、七歳で乳歯が生え代わるなど、発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健やかな成長を氏神様にお祈りをする。
現代的に言えば、子供を思うご両親の愛情表現の行事という意味合いが強くなっています。
◇七五三のお参り◇
七五三では子どもの成長を神様に感謝、お祈りするのが目的です。
子どもの成長を見守ってくれている氏神様にお参りに行くのが一般的です。
最近では、有名な神社で参拝する人も多いようですが、移動や待ち時間で子どもに負担をかけないように、駐車場の場所や参道の長さ、混み具合など事前に確認しておきましょう。
七五三にお寺で参拝したいという家庭もあるかと思います。七五三は子どもの健やかな成長を祈るものなので、地域で慣れ親しんだお寺で参拝しても全く問題ありません。
神社とお寺でご祈祷の方法に違いがあることを注意しておきましょう。
◇千歳飴とは?◇
千歳飴は、「親が子供に長寿の願い」をかけています。
ですから、粘り強く細く長い形状で、縁起の良い紅白の飴となっているそうです。
昔は今のように子供の生存率が高くはなかったので、「無事に育って長生きをして欲しい」といった願いが、強かったのかもしれません。
千歳飴は、直径15mm位、長さ1m以内と決められています。
袋には、「寿」の文字や「松竹梅」、「鶴は千年、亀は万年」も生きるという縁起のいい絵柄が描かれていることが多くあります。
この千歳飴はお福分けとして歳の数だけ袋に入れ、親戚やご近所に配る習慣があります。
おじいちゃんやおばあちゃんとも飴をあげ合ったりして、日ごろお子様を見守ってくれている人たちへの感謝を表すいい機会になります。
また、千歳飴にこめられている意味を、お子様に伝えるのもよいと思います。
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