【親子でチャレンジ】二十四節気を考える 〜冬至とは〜
冬至とは
北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日のことです。
※ちょうど真南を通過する時の、太陽の地平線からの高さを「南中高度」とよびます。
日照時間が最も短くなるため、1年で最も昼が短く、夜が長くなります。
太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(6月21日ごろ)と比べると、日照時間におよそ5時間もの差があります。
なぜ日照時間は変化するのでしょうか?
南中高度が高い夏は太陽の出ている時間が長く、南中高度の低い冬は太陽の出ている時間が短くなります。上のような図を書いて考えるとイメージしやすくなります。
したがって、夏は日照時間が長く、冬は日照時間が短くなります。
そもそも南中高度が季節によって変化するのは、地球の自転軸(地軸)の傾きによるものです。
地球の自転軸(地軸)は23.4度傾いており、その傾きによって太陽の光の照らされ方が季節によって変わります。
下のような図を見て考えると太陽の光の当たり方がよくわかります。
地球は地軸を軸に自転しているので、夏の方が冬に比べて、太陽の光が長く照らされています。
夏と冬の昼と夜の長さがよくわかります。
小学生の子どもたちには、下のような図が書いて考えられるようになることをおすすめいたします。
春分・秋分は自転軸(地軸)の傾きの影響をうけないので、昼と夜の長さが同じになります。
季節の変化
季節の変化は、地球の自転軸(地軸)の傾きによって、起こっています。
太陽の高度が高いほど、地面に対して太陽の光の当たる角度が大きくなり、地面が受けとる光の量が増えて温度が高くなります。朝や夕方よりも正午ごろの方が気温が高くなるのは、太陽の高度が真昼の方が高いからです。冬よりも夏の方が気温が高くなるのは、太陽の南中高度が夏の方が高いことに加えて、昼が長いために、太陽が地面を照らす光の量が増えるためです。
地球における四季の変化は、このような太陽の南中高度の変化と昼夜の長さの変化によっておこっています。
季節の折々で是非親子で考えてみてください。
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