【大学入試改革について気になる方必見!】大学入試改革ついて①〜改革はいつから〜
大学入試改革は段階的に実施
大きな節目となるのは、「大学入試希望者評価テスト」が始まる2020年度と、新学習指導要領に沿って出題科目や形式が変わる2024年度です。
つまり、新中学3年生と新小学5年生が、入試が大幅に変更される際の最初の受験生になります。
損をしてしまいそうなのが、センター試験最後の学年となる新高校1年生です。
浪人をした場合、翌年度は新しい学力評価テストを受けることになります。
新しい形式の対策を1年間でゼロから取り組まなくてはいけません。
新中学3年生は、センター試験の過去問が参考にならないため、苦労する可能性があります。
一方で新小学5年生からは、数学と理科を融合した「数理探求」が高校の新しい選択科目になるなど、学習内容と入試改革の方向性が合致していきそうです。
2020年度から2023年度までは記述式は短文ですが、2024年度から文字数が増える予定になっています。
コンピューターを使った入試「CBT」も、2024年度から導入される予定です。
いつ、どう変わるかがまったくわからないのが、各大学の個別選抜です。
大学側は今のところ様子見のようです。直前期に形式が発表されることも予想されるので、志望校の試験の動向はチェックしておいたほうがよさそうです。
保護者の方が気をつけなくてはいけないのは、未確定のことを先回りしてあれこれと心配するのではなく、今できることをひとつずつクリアーしていくことです。
小学生のうちは読書や調べ学習、幅広い体験のサポートなどがお勧めです。
自分たちの入試体験や価値観を押しつけない姿勢が大切になってきます。
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