【大学入試改革について気になる方必見!】大学入試改革ついて②〜記述式試験について〜
記述式試験について
今のセンター試験は、あらかじめ示された選択肢の中から正解を選ぶマークシート形式です。新しい学力評価テストでは、これに加え、ある程度長い文章で答える「記述式」も導入されます。
文部科学省の案では、国語と数学試験に導入予定で、解答は300字程度とされています。
様々なパターンの記述式が考えられますが、問題文の指示をふまえ、自分で考えて書く力が必要になります。
数学では途中の数式を書く問題もあり、解答に至るまでの発想や思考力が問われます。 記述式は採点に時間がかかるため、試験日程を前倒しにすることも議題に上がっていますので、今後の動向に注目です。
『書くことが苦手な子必見! ゴールから考えて記述する方法』
ポイントとしては、いきなり文を書こうとするのではなく、キーワードとなる言葉から自分に「なぜ」と問いかけ、それに答えるようにメモをしていきます。
そして、そのメモをつなげることができれば、文章が完成します。
小学生には難しいかもしれませんが、ゴールから考えていくとそれなりに書くことができます。
以下、桜蔭中学校の国語入試問題での記述例を紹介いたします。
文章を読んで後の問題に答えてみましょう。
傍線部分から自分に「なぜ」と問いかけてみましょう。(自問自答をする)
①さえが謝ってみたのはなぜ?
→賞をくれた橋本先生に対してすまないと思っている。
②どうして橋本先生に申しわけないと思っているの?
→二年生のときに『そうぞうの魚が上手に描けたで賞』をくれたのに、もう先生の期待にこたえられないから。
③なんでもう描くことができないの?
→自分より才能がある人を知り、自分にはそんな才能はない、そんな絵は描けないと思っているから。
自分なりのメモが取れたらそれをつなぎ合わせてみます。
さえは自分より才能がある人を知り、自分にはそんな才能はない、そんな絵は描けないと思ってしまい、『そうぞうの魚が上手に描けたで賞』をくれた橋本先生の期待にこたえられず、橋本先生に対してすまない思っているから。
最初はなんとなくでも意味が通じてれば褒めてあげてください。
いきなり書けなくても、自分なりに「自問自答」しメモをつなぎあわせることができれば練習次第でどんどん書けるようになっていきます。
メモの段階で読解に誤りがあれば、正しい方向へ導いてあげてください。
「自問自答」ができるようになれば記述をすることはそんなには難しくはありません。
いろいろな問題で練習してみてください。
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