【大学入試改革について気になる方必見!】大学入試改革ついて③〜基礎学力テストとは〜
基礎学力テストとは
大学入試改革では、今のセンター試験の後継となるのが「学力評価テスト」です。
それとは別に「基礎学力テスト」が1年早く2019年度にスタートします。
【基礎学力テストの概要】
・国語、数学、英語の3科目。
・高校2年と3年のときにそれぞれ年2回、実施され、受けるかどうかは任意。
・結果は点数ではなく10段階以上に分けて示される。
・2022年度までの4年間は試行期間。
・結果は高校教育改善のために生かされる。
・高校で学ぶ必修科目の学習の到達度を測り、高校の質の保証にもなってくる。
・英語の「話す・書く」能力や記述力なども出題される可能性あり。
・教師や生徒が個々の苦手分野を知り、残りの高校生活に生かしてもらうことが目的。
当初は、大学が基礎学力テストの成績を合否の判定基準に使うことも想定されていました。特に大学入学者の4割を超すAO・推薦入試の合否判定に使われる可能性がありました。 しかし、そうなると、基礎学力テストが実施される高校2年生の時期に向け、試験対策の勉強が過熱し、部活動や高校生活がおろそかになると懸念が出ました。文部省も、当面は入試代わりに使わないように大学に働きかける方針で、テストの性格が定まっていない面もあります。
授業の改善が目的なのか、生徒の学力を測るのが目的なのか。わかりやすくテストを定義づけることが大切になりそうです。
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