CMOからのお知らせ

日本家庭学習支援協会では、家庭学習力向上のために、はたらきかける人を CMO(シーモ)と呼んでいます。 CMOにより、家庭学習力の向上に貢献し、子どもたちの明るい未来をつくっていきます。 CMOを職業として確立することにより、さまざまな教育問題の是正に寄与し、日本の社会、経済発展に貢献していくことを目的とします。

【親子で考えてみよう!】防災について①

防災とは

災害を未然にあるいは直接防ぐために行われる様々な取り組みです。

災害を未然に防ぐ被害抑止のみを指す場合もあれば、被害の拡大を防ぐ被害軽減や、被災からの復旧まで含める場合もあります。

災害の概念は広いので、自然災害のみならず、人為的災害への対応も含めることもあります。

 

災害は、大きく分けて二つあります。


・自然災害

地震、津波、台風などによってもたらされるもの。

 

・人為災害

火災、爆発、伝染病など。放射能汚染事故もこれに含まれるでしょう。

 

災害という言葉はとても大きな範囲を指します。

それを防ぐ試みである防災も同様にとても広い範囲になります。

 

東京防災では以下のような内容からはじまり、防災についての知識や具体的な防災アクションが掲載されています。

もしものときに備えて身を守るための力をつけておきましょう。

 

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『30年以内に70%の確率で発生すると予測されている、首都直下地震。

あなたは、その準備ができていますか。』

 

今やろう。

 

もしも今、東京に大地震が起きたら。

そのとき、家にいたら? 

地下鉄にいたら? 

真冬だったら? 

真夜中だったら?

ひとりでいたら? 

守るべき誰かといたら? 

東京が一瞬にして姿を変えるその瞬間、あなたはどうする?

今想像しよう。

今正しい知識を得よう。

今備蓄しよう。

今家族や近所の人たちと話そう。

一つひとつの小さな備えが、あなたを守る盾になる。

人は、災害と戦える。今やろう。

災害から身を守る全てを。

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 中学入試でも災害や防災について考えさせる問題は度々出題されています。

これは、子どもたちにも『現実のさまざまな問題に興味・関心を持って、自分なりに考えてほしい』という、学校側のメッセージがこめられていると想像できます。

 

今回は中学入試に実際に出題された問題を考えていく中で、さまざまな災害についての認識を深め、これに対処する心構えを親子で考えてみてください。

 

【参考:十文字中学校 理科入試問題より】

 2014年の夏には、大雨による土砂災害が起こりました。花子さんの住んでいる地域では、大雨によって洪水が起こる危険があります。

花子さんは、洪水が起こったときの適切な行動を知るために、降水量が1時間あたり100mmをこえたときに予想される浸水のようすが書いてあるハザードマップを調べてみました。

花子さんは地図の★のところに住んでいます。住んでいるのは、マンションの1階です。

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問題1

降水量が100mmをこえる雨の予報が出たときに、花子さんはどのように行動すれば良いですか。次の(あ)〜(え)の中からひとつ選び、記号で答えなさい。

(あ)避難しない。

(い)十文字第一小学校体育館に避難する。

(う)十文字第二小学校体育館に避難する。 

(え)十文字中学校体育館に避難する。

 

問題2

土砂崩れ、土石流、洪水以外の自然災害で知っているものをひとつ答えなさい。また、それに対して日常生活の中でできる対策を、避難する場所を確認する以外でひとつ答えなさい。

 

 

 

 

解答

 

問題1 (う)

花子さんが住んでいるのは二丁目になります。

二丁目の予想される浸水の深さは、0.5〜2.0未満となっています。

浸水の深さと避難の判断基準が0.5〜2.0未満の場合、住んでいる場所が1階であるときは避難するとなっていますので、二丁目の避難場所である十文字第二小学校体育館に避難することが正しい判断となります。

 

問題2 (例)地震、家具を固定する。など

 

 

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