【中学受験生必見】算数100問演習のすすめ
5年生の間に可能であれば今までの復習として、算数100問演習を取り組んでみてはいかがでしょうか?
100問ですので、なかなかできることではありませんが、子どもたちのさまざまな様子を知るとてもよい機会になります。
そして、なによりも子どもたちの算数力が確実にレベルアップします。
算数100問演習の流れは、
①100問を100分演習
②20分直し
③20分直し
④解説
になります。100問は基本的に今までの復習問題です。(数問例外あり)
目的1 頭の基礎体力を育てる
100分間の演習は子どもによってさまざな姿勢を見ることができます。
最初はペースがよい子、後半からペースが上がってくる子、常に一定のペースで頑張れる子、なかなかペースに乗り切れない子、とさまざまです。
5年生の子が100分間取り組むわけですからずっと集中できるわけではありませんが、その子なりに取り組み続けられる姿勢はとても重要です。
6年生になり受験勉強が佳境を迎える時期にとても必要な力です。
気持ちは勉強に向かっていても、からだがついていかないという状態にならないように、その学年にあった無理のないトレーニングが必要です。
目的2 子どもの特徴を知ることができる
採点をしてみると不思議とケアレスミスをしている問題が並んでいます。
何らかの原因で意識が弱まっている時間帯なのかもしれません。
殆どの子どもたちは直しの時間内に直してしまいます。
直しを2回設けている理由は、子どもの直し力にムラがあるからです。
最初の直し時間で3問程度しか直せなかった子どもが、次の直し時間で5問以上直せるということがあります。
普通は直せる問題数が減っていくわけですから徐々に直せなくなるはずですが、小学生はその限りではありません。
このように直し時間の様子は子どもの特徴を知るよい機会になります。
目的3 何が何でも答えをだす力を養う
100問の中にはポイントとなる問題があります。
数字をあてこんだり、書き出したりすることで答えにたどりつくこともできる問題です。
最後の解説ではこのような、力技(あてこんで確認する)で正解した問題や根性で書き出した問題を正しい解き方で解説いたします。
ただし、初見の問題で力技で正解できたり、根性で書き出せた場合は好評価をします。その上で正しい解法を伝えます。
一番よくないのは初見の問題で「何もできない」ということですので、「自分なりに答えを出す」という力はとても重要になります。
100問も取り組んでいると勢いもでてくるので、いつもならできない問題でも「答えにたどり着く」ということはしばしば見られます。
あとは学習したことをしっかりと復習できれば、算数の力は確実にレベルアップします。