「お母さんおせち料理ってなに!?」と聞かれたときのために
今週のお題「年末年始の風景」
おせち料理とは
もとは季節の変わり目の節句に神様にお供えした料理でした。
漢字では「御節料理」と書きます。「おせち」とも言います。
正月が一番重要な節句であることから、やがて「おせち料理」といえば正月料理をさすようになりました。
おせち料理は年神様へのお供え料理であり、また家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあります。
ですので、おせち料理には紅白の料理は欠かせません。
紅はめでたさ、慶び、魔除け、
白は白米、神聖さなどを表すものとされています。
【紅白なます】
紅白でおめでたいさっぱり料理です。
生の魚介と大根、にんじんと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。
今は生の魚介の代わりに、干柿や昆布、ゆずの千切りも用いられます。
【田作り】
五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた田作り。
片口鰯の小魚(ごまめ)を使った田作りは、関東でも関西でも祝い肴3品のうちの1品です。
【栗きんとん】
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理です。
日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格で、「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして尊ばれてきました。
【筑前煮】
おせち料理の始まりは煮しめだったということもあり、季節の野菜などを入れた筑前煮なども定番です。
筑前煮には、穴があることから、将来の見通しが良いとされる縁起物のレンコンも入っており、お祝いの席にはもってこいです。
【餅(鏡餅と雑煮)】
餅は、昔から神様に捧げる神聖な食べものとして考えられ、祝いごとや祭りの日には欠かせないものでした。
雑煮は、年神様にお供えした餅を、野菜や鶏肉、魚介などといっしょに煮込んで作る料理です。
この他にも、おせち料理にはさまざまな意味があります。
そんな意味を楽しみながら、親子でおせち料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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