児童養護施設での活動(11/27)〜(+1)−(−7)= −6 じゃないの!?〜
11/27の教室より小学6年生の女の子に中学1年生の数学の学習を開始しました。
教室開始当初、この女の子は小学3年生でした。その時に行った、算数、国語の到達度チェックテストでは、算数、国語ともに小学1年生の学力判定でした。
今では小学6年生になりました。
3年間で順調に学力をつけ、6年生での到達度チェックテストでは、算数、国語ともに該当学年の学力判定でした。
最近では、学習習慣もしっかりと身につき、毎週の宿題もしっかりとこなしている状況です。
中学生まで残り3、4ヶ月になり、本人の意欲も高いので、中学1年生の数学の学習を開始しました。
まずは、正の数・負の数(加法・減法)の計算から取り組みました。
(+1)−(−7)=6 じゃないの!?
解き進めていくと、「え!こんな簡単なの!」と言いながら順調に取り組んでいました。しかし、途中の(+1)−(−7)の計算でつまってしまいました。
大人の感覚では+8と簡単に出てしまいますが、小学生の子どもたちやはじめて学習する子どもたちにはまだマイナスの概念はありません。
ボランティアさんもどう教えたらよいか頭を抱えていました。
そこで、温度計のイメージをさせてみました。
小学6年生の女の子に
「A地の温度は1度、B地の温度は−7度です。A地とB地の温度の差は何度?」
と聞いたところ、「8度」とすんなり答えてくれました。
中学1年生まではまだ時間もあります。子どもたちの状況に合わせて、1歩1歩着実に進んでいきたいと思います。