【小学生の地理入門(地方別学習)】 北海道
なぜ北海道のお土産の定番はじゃがポックル!?
北海道はじゃがいもの生産量日本一です。じゃがいも以外にも、にんじん、とうもろこし、たまねぎなども生産量日本一の野菜です。
じゃがポックルは北海道産のじゃがいもを使い、オホーツク海の自然塩で味付けをするというこだわりの詰まったスナック菓子です。
スナック菓子ならではの手軽さと小分けになっている点も人気の秘訣です。
ですから、九州に旅行の行った際のお土産として、じゃがポックルを購入したらちょっとおかしいですね。
このように各地のお土産を考えてみると、その土地の特徴や特産品を勉強することができます。
小学生の地理の学習として、地方別の白地図作成をおすすめしております。
その土地の地形や農業、漁業、工業または特産物に注目しながら、作成すると各地方の特徴を理解することができます。
地図帳やインターネットなどを活用しながら楽しく取り組んでみてください。
(小学5年生の白地図作成例)
・農業
①稲作
米は、もともと熱帯地方の作物ですが、品種改良により、北海道でも栽培できるようになっています。
米づくりに欠かすことができない、水と土地にもこまりません。
水は雪どけ水が大量にあり、土地も膨大な広さがあります。
②酪農
酪農とは牛などを飼って、乳を生産することです。 牛乳を生産したり、牛乳からバターやチーズなどの乳製品を生産しています。
乳牛はエサとして、牧草を食べます。
冬は牧草が枯れたり雪に埋もれてしまうので、そのままでは、冬のエサが無くなってしまいます。
酪農家は、夏のうちに牧草を刈り取り、 サイロ という建物にたくわえます。
サイロ
③畑作
てんさいの栽培もさかんです。
てんさいとは、根をしぼった煮汁から砂糖がとれる植物です。
サトウダイコンとも呼ばれますが、じつはテンサイは大根ではありません。
寒いところでもよく育つので、北海道ではテンサイの栽培もさかんです。
十勝平野を中心にテンサイは栽培されています。
(テンサイはビートとも呼ばれています。ビートたけしさん!?なかなか考えられていますね!)
十勝平野では、じゃがいも・あずき・てんさい・小麦などの生産がさかんです。
テンサイ
・漁業
北海道の近くの海での漁業は 北洋漁業といいます。
釧路や稚内などが、漁港として有名です。 近海のオホーツク海やベーリング海では、
さけ・たら・ます・かになどがとれます。
・工業
室蘭の鉄鋼業。苫小牧の製紙・パルプ工業がさかんです。
・北方領土
択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島の4島は、ロシアに領有されています。
・その他
北海道には、昔は アイヌ とよばれる先住民の人々が住んでいました。
北海道の道庁は、札幌市です。
・北海道の特産品をいかしたお土産
なぜそのお土産が北海道の名物またはお土産なのか考えるととても面白いと思います。
親子で是非、考えてみてください。