【親子でチャレンジ】年中行事について考える!?
日本には初夢のように、さまざな年中行事があります。
初夢といえば、一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)という句が有名です。
初夢に見ると縁起が良いとされるものを、めでたい順に並べた句です。
江戸時代からのことわざで、由来は諸説ありますが、将軍徳川家康に縁の深い駿河の国(静岡県)の、一に富士山、二に愛鷹(あしたか)山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれています。
他にも、「富士」が「不死」に通じるので不老長寿を意味し、鷹は「高、貴」と通じるので出世を意味し、茄子は実がよくなるので子孫繁栄を意味するという説もあります。
初夢は元旦の夜あるいは二日の夜に見る夢で、昔は節分の夜から立春の朝にかけて見る夢とされていたようです。
年中行事には、お正月や五節供のように貴族や武家の儀式からきているものや、節分や彼岸のように暮らしに深くかかわる雑節から生まれたものなどがありますが、いずれも文化や季節感を大切にし、行事を通じて日本の心が養われるものばかりです。
また、ひとつひとつの行事には深い意味が込められています。
四季折々の年中行事について親子で是非考えてみてはいかがでしょうか。
きっと、お子様の知的好奇心が育まれます。
中学入試でも年中行事に関する問題が出題されてます。是非挑戦してみてください。
【参考:H21 聖光学院 国語入試問題】
次の(1)~(5)の文の【 】には、季節や暦(こよみ)に関係する漢字二字の言葉が入ります。それぞれ漢字で正しく答えなさい。
(1)一月七日に【 】がゆを食べる。
(2)五月五日の端午(たんご)の【 】を家族で祝う。
(3)立秋を過ぎたので、先生に【 】見舞(みま)いを出した。
(4)九月には、団子を食べながら【 】の名月を味わう。
(5)縁起(えんぎ)のよい【 】吉日(きちじつ)に結婚(けっこん)式をする。
解答
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(1) 七草 (2) 節句 (3) 残暑 (4) 中秋(仲秋) (5) 大安
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