「お母さん鯉のぼりが東を向くと雨なの?」と聞かれたときのために
鯉のぼりとは
江戸時代から続く日本の風習で、端午の節句である旧暦の5月5日までの梅雨の時期の雨の日に、男の子の出世と健康を願って飾るものです。
この鯉のぼりの泳ぐ姿で天気を予想することができます。
鯉のぼりは風の吹いてくる方を見て泳ぎます。
したがって、鯉のぼりが東を向くということは、東風が吹いているということになり、鯉のぼりが西を向くということは、西風が吹いているということになります。
鯉のぼりが東を向くと天気は下り坂、西を向くと晴れるということが予想できます。
なぜでしょうか!?
東風が吹くのは、晴れをもたらす高気圧が東に離れて、西から雨を降らせる低気圧が進んでくるような時です。西に低気圧、東に高気圧が配置されます。
西から低気圧が近づくと、東の高気圧から風が吹きます。
すると、鯉のぼりは東を向いてなびきます。
この時期に東風が吹くということは、お天気が崩れる前ぶれになります。
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