CMOからのお知らせ

日本家庭学習支援協会では、家庭学習力向上のために、はたらきかける人を CMO(シーモ)と呼んでいます。 CMOにより、家庭学習力の向上に貢献し、子どもたちの明るい未来をつくっていきます。 CMOを職業として確立することにより、さまざまな教育問題の是正に寄与し、日本の社会、経済発展に貢献していくことを目的とします。

【小学生のママ必見!】小学生からHB鉛筆が消えた!?

最近、小学生の子どもたちが使っている鉛筆の濃さが変化しています。

学童用の鉛筆売上結果では、2B 60%、B 30%、HB 8%でした。

 

いったい子どもたちに何が起きているのでしょうか?

 

子どもたちを指導していると2BやBを使用している生徒が多いなとは感じておりました。 自分が小学生の頃はほとんどがHBだったような記憶がありますが、

 

これは思い込みなのでしょうか!?

 

あるアンケート結果では、35歳以上の9割はHBと解答し25歳以下はHBより濃い鉛筆を使用していた。という結果がありました。

 

いったいその頃に何が起きていたのでしょうか!?

 

鉛筆を作っている現場でも変化が起こっており、今では10Bの鉛筆もあるようです。

 

小学校によっては新1年生の保護者会で、「鉛筆はBもしくは2B」と指定があるといいます。

また、子どもからはお母さんがHBは字が薄いから取りあげたなどの意見もありました。

ある小学校6年生の45人中9人のみがHBの鉛筆でした。

 

子どもたちの筆圧が弱くなっている!?

ある医師は「最近の小学生は年齢に応じた体力が備わっていない」といいます。

今の時代はゲームやスマートフォンを中心な遊びが多く、指先だけの単調な動きだけの繰り返しになり、手が使えない、足腰が使えない子どもが山のようにいて、身体に問題をかかえている。とのこと。

 

脳科学の分野から考えても、力をだすということは前頭葉を使うことになり、前頭葉を使うということは、思考力や自分の感情をコントロールする力を育むことにつながっていく。前頭葉を使わないということは、思考力や自分の感情をコントロールする力が育ちにくくなっていく。とのこと。

  

子ども体に何が!?

こんな実験結果がありました。

・中1男子が瓶のふたをあけるのに11分かかった。同じ瓶を5歳の少女は2秒で開けてしまった。

 ・体操座りからの立ち上がることができるか。

4年生女子は半分が立ち上がれない。6年生女子では8割が立ち上がれなかった。

結果:10人に1人の子どもに何らかの問題があると確認ができた。

 

こうした状態を放置したまま成長すると、高齢者に多い「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」になるリスクが高くなると専門家も危機感を募らせています。

 

ロコモティブ・シンドロームとは、間接や筋肉・神経などの運動器障害によって移動機能や日常生活に支障をきたした状態に陥ること。

 

 

事態を重くみた文科省も約20年振りに、学校健診の「大幅な見直し」を決定しました。これまで検査項目に無かった「四肢や関節などの運動器の機能」にも注意するよう法令改正に踏み切ります。

 

まとめ

HB鉛筆から子どもたちの体にまで発展しましたが、子どもの生活習慣は、親の生活が影響します。まずは大人が健全な生活を目指すことが大切です。

子どもにロコモ症候群が増加している最大の原因は運動不足です。特に、パソコンやゲーム機の普及によって、子どもが室内で動かずに遊ぶようになったことが影響しています。こうした状況で危惧されるのは、生活習慣が改善されないまま大人になり、運動器疾患である骨粗鬆症などの「ロコモの予備軍」を増やしてしまうことです。

近い将来、親が子どもの介護をするという現象も起こりかねません。

そのような状態にならないためにも、正しい生活習慣を身につけ、適度な運動を習慣にすることを心がけてみてください。

 

 

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