【ママの食育大研究!】チョコレートについて②
日本でのチョコレート歴史
チョコレートは江戸時代に日本に伝わりました。
明治時代には製造されるようになり、人気のお菓子になっていきました。
文明開化とともにさまざまな業者に製造されるようになり、原料のカカオ豆から板チョコを一貫生産するようになりました。工業化の始まりです。価格も安くなり、より身近になっていきました。
〜ちょっと考えてみよう!〜
板チョコのみぞは何のため!?
わりやすくするため!ではありません。チョコを流しこむ型にみぞがあると、接する面積が増え、早く均等に固まるからです。
鎖国していた江戸時代中期、貿易窓口の長崎で女性がオランダ人にチョコレートをもらったことが資料に残っている日本で最初のチョコになります。
明治に入ると、岩倉具視をトップとした使節団がヨーロッパなどを視察しました。
岩倉使節団が目的は、不平等条約の改正と欧米各国の国家制度、産業技術、伝統文化などを視察することでした。
この時、フランスでチョコを食べたことが記録に残っています。
ココアとチョコレートの違い
ココアもチョコレートも、同じカカオ豆をいってすりつぶした、カカオマスがもとになっています。
ココア
カカオマスから脂肪分ココアバターを一定量絞り出します。
残りの細かい粉状にしたのがココアパウダーで、ココアのもとになります。
チョコレート
カカオマスにミルクや砂糖、そしてココアバターなどを加えて練り上げ、なめらかにします。型に入れ、冷やして固めます。出荷前には倉庫で熟成させます。
チョコレートの栄養分は!?
・ポリフェノール
動脈硬化などをおさえる作用があります。お茶やワインよりも多く含まれます。
・ビタミン類
体の調子を整える働きがあります。
・炭水化物、脂質
熱や力のもとになります。登山やサイクリングのちょっとしたときにも役立ちます。
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