【ママの食育大研究!】チョコレートについて①
チョコレートの原料はカカオです。
古くはお金としても使われていた貴重な食べ物です。
加工技術が発達し、やがて世界中に広まりました。
カカオの木は7〜10㎝程の高さです。
ラグビーボールのような形で、長さは20㎝程です。
(参考:チョコレートと児童労働 | 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE(エース))
カカオはとても暑い地域でしか育ちません。
カカオベルと呼ばれ、赤道をはさみ南緯・北緯20度以内になります。
主なカカオ豆産地は西アフリカで、全体の7割程になります。
東南アジアや中央・南アメリカでも多く生産されており、日本に輸入されるのはアフリカ・ガーナ産になります。
カカオの原産地の中央アメリカはマヤ文明やアステカ文明など、古くから文明が栄えていました。
カカオにはたくさんの実がなることから、人々は豊作を願い、神にささげていたそうです。また、お金や薬に用いたこともあるようです。
最初は生のままで口にしていましたが、そのうちカカオ豆を炙り、すりつぶして飲むようになりました。
ショコラトルと呼ばれ、王様たちだけの貴重な飲み物でした。ドロドロでとても苦ったようですが…
カカオは16世紀、ヨーロッパの人も口にするようになりました。
スペインのコルステがアステカ帝国を征服し、持ち帰ったのがきっかけだそうです。
カカオ豆の粉をお湯でとき、砂糖を入れて飲むようになりました。
ショコラトルはチョコラトルと呼ばれるようになり、お菓子に発展していきました。
19世紀にはオランダでココアが生まれ、イギリスでは固めて食べるチョコレートが考えられました。
カカオの出荷まで
カカオの実をわると、パルプと呼ばれる白い果肉に包まれた種が出てきます。
これがカカオ豆です。
一つの実から30〜40個程度取れます。
産地ではパルプごと発酵させます。
(参考:結実から出荷まで | 日本チョコレート・ココア協会)
その後、乾燥させ、輸出しております。
(参考:結実から出荷まで | 日本チョコレート・ココア協会)
日本では女性が男性に愛を告白する日とされており、チョコレートをプレゼントする風習ができました。
2月14日はキリスト教の聖人、バレンタインが亡くなった日でもあります。
男女が愛を誓い合う国もあります。
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