CMOからのお知らせ

日本家庭学習支援協会では、家庭学習力向上のために、はたらきかける人を CMO(シーモ)と呼んでいます。 CMOにより、家庭学習力の向上に貢献し、子どもたちの明るい未来をつくっていきます。 CMOを職業として確立することにより、さまざまな教育問題の是正に寄与し、日本の社会、経済発展に貢献していくことを目的とします。

【中学受験生必見!】〜模試分析②・結果偏差値と予想偏差値について〜

2学期も始まり中学受験をお考えの家庭は9〜12月にかけてさまざまな模試の受験を検討していることと思います。

模試は受験後の活用方法が大切になります。

学力の位置を知るには便利な一方、数値だけにとらわれていると思わぬ判断ミスにつながってしまうこともありますので、正しく理解し、上手に活用することをおすすめいたします。

今回は結果偏差値と予想偏差値についてお伝えいたします。

 

偏差値と予想偏差値の違い

結果偏差値とは、その模試を受けた生徒が実際に入学試験に挑み、それぞれの学校に模試の偏差値でいくつだった子が合格し、または不合格だったのかを調査します。そのデータを積み重ねて算出したものになります。

 予想偏差値とは、結果偏差値をもとにして、次の年の試験で合格できる偏差値を予想するのものです。

実際に入試はさまざまな要因によって変動していきます。日程の追加・変更、コースの新設、科目の増減、ミッション校なら入試が日曜日に当たると日程がかわる「サンデーショック」などがあります。男子校、女子高だった学校が共学化するケースもあります。

当然、それによって志願者数や併願パターンが変わり、それに伴い、難易度も変わっていきます。これらを判断材料にして予想していきます。

 

結果偏差値の調査方法

模試参加者の入試結果をしらみ潰しに調べるようです。

結果偏差値とは文字通り、その模試の受験生がどの中学を受験し、合格し、かつ進学したかというデータにもとづいています。

例えば、「四谷大塚」の公開模試「合不合判定テスト」では、受験者数は多い回で1万4000から1万5000人が受験します。

つまり、それだけの数の受験生について、志望校や偏差値のデータを蓄積することになります。 そして、その受験生が実際の入学試験で合格したかどうかを調査します。

四谷大塚生ならば当然その情報は押さえられます。四谷大塚生以外の受験生に対してもアンケートや電話による聞き取り調査などでデータを集め、詳細な入試結果を作成するとのことです。

 

予想偏差値の算出方法

模試成績を前年度と比較し、さまざまな要素を考慮に入れて算出する。

まず、それぞれの学校ごとに、前年の志願者の模試における成績と、今年の志願者の模試における成績を比較します。前年に比べて今年のレベルが上がっているか、下がっているのかを確認します。それを模試の回ごとに比較し、成績の伸びや志願者の増減も見ます。これらのデータから志願者のレベルが上がり、競争率も高まったと判断すれば、結果偏差値よりも予想偏差値が上がるということになります。

予想偏差値は結果偏差値にさまざまな変動要素を加えたものです。

 

偏差値は「あくまでも判断材料の一つ」という認識を忘れないように注意する必要があります。

 

 

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