「お母さん、春分って何!?」と子どもに聞かれたときのために
春分とは
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
この日から夏至まで、昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。
春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さは和らぎ過ごしやすい季節になっていきます。
桜の開花が始まりだすのもこの時期からです。
なぜ日照時間は変化するのでしょうか?
南中高度が高い夏は太陽の出ている時間が長く、南中高度の低い冬は太陽の出ている時間が短くなります。上のような図を書いて考えるとイメージしやすくなります。
したがって、夏は日照時間が長く、冬は日照時間が短くなります。
そもそも南中高度が季節によって変化するのは、地球の自転軸(地軸)の傾きによるものです。
地球の自転軸(地軸)は23.4度傾いており、その傾きによって太陽の光の照らされ方が季節によって変わります。
下のような図を見て考えると太陽の光の当たり方がよくわかります。
地球は地軸を軸に自転しているので、夏の方が冬に比べて、太陽の光が長く照らされています。
夏と冬の昼と夜の長さがよくわかります。
小学生の子どもたちには、下のような図が書いて考えられるようになることをおすすめいたします。
春分・秋分は自転軸(地軸)の傾きの影響をうけないので、昼と夜の長さが同じになります。
季節の変化
季節の変化は、地球の自転軸(地軸)の傾きによって、起こっています。
太陽の高度が高いほど、地面に対して太陽の光の当たる角度が大きくなり、地面が受けとる光の量が増えて温度が高くなります。朝や夕方よりも正午ごろの方が気温が高くなるのは、太陽の高度が真昼の方が高いからです。冬よりも夏の方が気温が高くなるのは、太陽の南中高度が夏の方が高いことに加えて、昼が長いために、太陽が地面を照らす光の量が増えるためです。
地球における四季の変化は、このような太陽の南中高度の変化と昼夜の長さの変化によっておこっています。
季節の折々で是非親子で考えてみてください。
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